2012年12月16日日曜日

而今

9年というとある程度の期間ですが、

この場所でお店を終えることになって考えてみると、
営業中は期間を意識してお店はやっていませんでした。

毎年、何周年という感覚もなく、ただ 「今」「今」の連続でした。

大学1年生の頃にお店の存在を知ってくれた方が器の魅力を見い出し、
ご結婚されてご夫婦で通い続けてこのお店の最後を惜しんでくれ、
ふと店内に何層にもなって籠る人影を感じました。

「今」の連続が、知らぬ間に積もり、
その重みを感じさせてくれた事に感謝しています。


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